azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

東京事変3rd.「娯楽」はちょっとは椎名林檎に作曲して欲しかった!!


初回限定版は結構凝ったパッケージ


えー、東京事変 が待望の新作を出しましたー!っというわけで、買ってきました。前作があれだけの傑作だったので、やはり期待して買ったのですが…正直あまりパッとしませんでしたね(^^;;


最初の3曲くらいはすごく良くて、「おー、やっぱいいなー」とか思ったのですが、段々下降線というか。椎名林檎 のアルバムは曲名の並びがいつも左右対称になっていて、今回も英語詞の曲を真ん中にそうなっているんですけど、言ってみれば「A面」は良かったです。だけど、「B面」はあまり良くなかったですね。まぁ、半分は良かったんで、いいっちゃいいんですけど、やはり前作がほぼスキップすることなく聴けたアルバムだったので、それに比べちゃうと、どうしても物足りないです。でも、よくよく考えたら、毎回毎回ほぼ全曲いい曲のアルバムを作るアーティストなんてThe BeatlesYMO くらいですからね(^^;;


で、良くない理由の一つとして、「B面」に入ると、林檎以外のメンバーが一部メインボーカルをとっちゃったりする曲が多々あるんですよ。これがいただけなかった。下手。それにつきる。楽器は上手くても歌まで上手いとは限らないですからね。やはり東京事変椎名林檎を聴くために買っているわけですから。他のメンバーの下手な歌なんて聴きたくないです。


それから、実はこれがかなりデカいんですけど、林檎が一曲も作曲していないんですね。これはどういうことなんですかねー。椎名林檎って、歌声とか歌詞が注目されがちだけど、実はメロディメイカーとしての才能がすごいんですね。その林檎に作曲させないというのは意味がわからない。前作の「透明人間」や「手紙」で味をしめたんでしょうか? それとも林檎が極度の不振だったのでしょうか…? とにかく、一曲もないというのはちょっと納得できないですね。


ひょっとしたら、上記二つの理由は「椎名林檎のバンド」ではなく、「東京事変というバンド」ということを全面に押し出したかったのかもしれません。しかし、残念ながら結果は失敗だったと思います。やはり、東京事変椎名林檎を「中心とした」バンドだと思います。


ただ、伊澤一葉の曲は良かったですね。「金魚の箱」という曲がこのアルバムでは一番好きなんですけど、歌詞も一葉で、良かったです。あと「黒猫道」も好きで、それも一葉。この人、鍵盤も相当いいけど、作詞作曲能力もかなりのものですね。あと浮雲も「ミラーボール」は良かったです。


まぁ、とにかく次回は椎名林檎にせめて半分の曲数は作曲してもらいたいですね。