azzurriのショッピングレビュー

azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

フジロックは登山?!

fuji rock 2011

 人生初のフジロックへ行って参りましたー! …ひとりでな(^^;;

 

 やはり日本のフェスと言えばフジロック抜きには語れない。僕も遅まきながらフジロックデビューと相成りました。7/31の最終日に行ったのですが、もちろんYMO目当てです(^^) しかしこの日はChemical Brothersやらくるりやらテイ・トウワやらが出演。他の日を見渡しても自分的にはやはりこの日しかない!って感じでした。ただ斉藤和義やSOIL&"PIMP"SESSIONSとかがもろもろの時間の関係で観れなかったのが残念。

 

 フジロックと言えば雨。しかし、僕が行った日は本降りになることはなく、ミストのような雨が降った程度で、天候的には寧ろ快適でした。ただ、足元は前日までの雨でぬかるんでおり、かなり移動は大変でした。そして周りの人を見れば長靴を履いた人が多いのはもちろん、みなさんもはや本格的な登山のいでたち。いや、今回は事なきを得たからいいものの、自分の格好はと言えば若干ナメ気味(^^;; 事前に情報を仕入れてはいたものの「そんな大げさなもんでもないだろう」とタカを括っていましたが…。いや、あれは登山でしたね(^^;; 次回行く時はガッツリと重装備で行きたいと考えております。

 

 そんなわけで最初に観たのはFEEDERというバンド。途中からでしたが、なかなかカッコいいロックバンドでした。それから昼食を取った後はMOGWAIというバンド。数曲ボーカル曲も演奏したものの、基本的にはインストバンドだと思います。ギターの使い方とか、かなり変。映画のサントラのような(実際、何作かサントラを書いてるみたいです)音楽。面白いけどマッタリかナー、なんて思っていたら突然ダンサブルなエレクトロポップ、いやテクノポップ?に。なかなか意表を突くバンドです。今回初めて聞きましたが、なかなか面白いバンドやもしれません。僕は結構楽しめました。

 

 で、お次はいよいよお目当てのYMOです。なんとか頑張って割に前の方を確保しました。目の前にもそんなに背の高い人もいません。日も暮れ、いよいよ待ちに待ったYMOのお三方です。今回のサポートは小山田圭吾権藤知彦の他にクリスチャン・フェネスが参戦。一曲目、MOGWAIのような(笑)環境音楽っぽい曲(SE?)の後、いきなり、「Fire Cracker」から始まりました! いや、一気に会場は盛り上がりました。もはや僕の周りはダンスフロアです。YMOでこんなに盛り上がってる…! YMOの曲でここまで盛り上がってるのを見たのは初めてだったので、すごく嬉しくなって、ちょっと感動してしまいました。曲に合わせて知らない人同士が同じ「振り」で踊ったり…。あんなに楽しく盛り上がったYMOのライヴは初めてですね。それからはコアなファンにも嬉しく、且つわかりやすく盛り上がれる曲を多く演奏してくれて、むちゃくちゃ盛り上がってしまいました。しかし「京城音楽」を演奏した時はびっくりした。YMO、本気ですね。ただ、若干気になったのは教授の曲が妙に多いかなと…(^^;; ま、いいんですけど。で、聴いてて思ったのはYMOはホント「バンド」だなと。打ち込み系音楽の先駆者的な存在ではありますが、非常に生っぽいグルーブがある。特に再・再生YMOはテクノファンクとでも呼ぶべきノリがありますね。実際、この日も幸宏はドラム、細野さんは生弦を弾いてました。で、縁もたけなわ、最後の曲は「東風」! 最後の最後まで盛り上がりました。割に近くでお三方の演奏する姿も見れたし、選曲も満足だったし、もう最高でしたね。セットリストは以下の通りです。

 

Fire Cracker
Behind the Mask
Riot in Lagos
City of Lights
京城音楽
灰色の段階

体操
千のナイフ
Cosmic Surfin
Rydeen
Cue
東風

 

 で、その後も大物は続きます。なんとChemical Brothers! セッティングの段階でものすごい機材のセットが運ばれてきて会場のド肝を抜きます。ステージが始まると、上から謎の飛行物体UFOよろしく緑色に輝く円筒形の照明が降りてきたり、背面をフルに使った巨大スクリーンに映し出される映像、山に描くレーザー光線など、金使ってましたねェ~(^^;; 曲もすごいカッコ良いし、盛り上げ方をよく知ってる感じですね。ただ、思ったのはChemical Brothersって昔僕が抱いていたYMOのイメージだな、ということです。大げさな機材のセット(多分全部は使ってないのでは…)、宇宙的なイメージ、巨大スクリーン(ドームの再生ライヴでYMOも使いました)、そして、まぁ、機械を使った音作り(当たり前か)、インスト…。Chemical Bros.を見ると、逆にYMOは違った形の進化、進化の方向性を変えたな、ってちょっと思う。

 

 Chemical Bros.のため30分近く遅刻してしまいましたが、くるりも観ました。遠かったけど、「ブレーメン」「ワンダーフォーゲル」を演奏してくれました。知らない曲もあったけどみんないい曲でさすがだな、って思いました。やっぱりくるりはいい曲を作るいいバンドだ! ハッキリ言って曲の良さはYMOにだって負けてない。

 

 それから楽しみにしていたテイ・トウワなんですけど、DJプレイということもあり、あまりピンと来なかったです。彼の作るCDは大好きなんですけどねー。

 

 そんなわけで、駅までのシャトルバスが26時で終了なので急いで帰りました。バスも運良く座れ、宿へ直行。直前になって取った宿なので、素泊まり一泊1万6千円と高かったのですが、駅から5分もかからないくらい近かったし、温泉もありました(翌朝浸かりました。貸切状態だった(^^)。やはり宿を取って正解でした。

そんな感じでひとりで行った初めてのフジロックは最高でした!