昨年末、久々のPerfumeのライヴを堪能してきました!
2年ぶりですね。もうチケットがプラチナ化して久しいですから当たんない当たんない(苦笑) だからもう今回のライヴもまたホントに楽しみでした。
さて、ステージの方はまさに近未来ライヴといった感じ。近未来テクノポップというコンセプトで世に出た彼女たちでしたが、まさに今回はその集大成、最高傑作とも言うべきライヴでした。
アルバムの名の通り、まさに「FUTRE POP」、いや「FUTURE LIVE」!
オープニングは僕好みの攻殻とかの近未来SFのイメージ。
それを後方と前方に置かれた二つのスクリーンで表現し、お三方はその二つのスクリーンの間でのでパフォーマンス。仮想現実を現実と融合させた感じですね。
仮想現実の中に入ったのか、仮想現実が実現したのか。鏡の中にいるのか外にいるのか、そんな幻想的な感覚すらありました。
しかしできれば、このステージは正面から観たかった(僕の席はサイドでした)。正面から見て最大の効果を得られる演出だったからです。
とはいえサイドからはその仕組みが見えるので、それはそれで面白かったですけどね。
ライヴが始まってから5曲くらいMCなしでぶっ通し。これは今までのコンサートにはない演出だと思ったのですが、それもそのはず、最初ののっちのMCで、今回のオープニングは春先にNHKホールで行われた『Reframe』という実験的な舞台をそのまま持ってきていたのです。
これを横アリという大規模なハコで観れたのだから、もう最高です!
PerfumeとしてもReframeには非常な手応えを感じていたらしく、一つのターニングポイントになったそう。
この舞台を是非全国の人に観てもらいたい、ということで今回のオープニングになったというのですが、その試みは大成功だったと思います。
Reframeコーナーはどれも素晴らしかったのですが、特に個人的に良かったのは「Electro World」。
曲自体特に好きな曲だし、映像も素晴らしかった。近未来の都市がカッコ良く描かれ、超僕好み。
ただ、映像を見れば良いのか、Perfumeを見れば良いのか迷ってしまいましたw それくらいの出来でしたねぇ。
その後のライヴはニューアルバムの「Future Pop」からの楽曲が中心で、非常にクールでカッコ良かったのですが、やはりMCも醍醐味のひとつ!
もう、すごく可愛かったし、楽しかったし、笑ったし、ホント最高!
Reframeコーナーでは技術の粋を集めたようなステージだったのに、そこから一転する感じは、これぞPerfume!
ライブでは未来都市「TOKYO」が一つのテーマだったと思うのですが、広島弁全開で喋るあーちゃんはさすがとしか言いようがない!
ちなみにこの日のあーちゃんはステーキ用のナイフを洗っている最中に指の先を切ってしまい、絆創膏を巻いていたという。
「Electro World」の時にかしゆかがそれに気付いたらしく、あの近未来パフォーマンスにはそんな裏話があったのですね。
そしてこの日のコールアンドレスポンスのテーマは「バーサーカー」(笑) まさかのバーサーカー召還ですwww
そんな感じでPerfumeのライヴは突っ走り、最後の曲は僕の超大好きな「無限未来」で幕を閉じました。
残念ながらアンコールはなかったけど、お約束の演出をするよりはそっちの方が良かったようにも思います。その点でもPerfumeのライヴは未来的かもしれません。
あーちゃんは今回のライヴはストイック、と言っていましたが、上へ左右へと稼働するステージ、最先端のテクノロジーを効果的に曲と融合させる演出など、ゴージャスそのものでした。
ただ、精神的には確かにストイックなものを感じたのもまた事実。
ストイックにしてゴージャス。これが今のPerfume。最高のライヴアーティストのひとつだと思います。