azzurriのショッピングレビュー

azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「鬼滅の刃」第九巻ネタバレ有り感想。宇随天元はイケメンヤンキーな先輩!!


鬼滅の刃」全巻感想、今回は第9巻ということで、若干物議を醸した遊郭編であります。

これもまたね、ネットで炎上したとかしないとか噂になりまして、どんなものかと楽しみにしていたのですが、なかなか面白かったと思います。

やっぱりね、遊郭編ということで、煌びやかな雰囲気でしたね。そういった意味では非常に大正を描くという点でも舞台的にはマッチしていたのではないかと思います。

炭治郎、善逸、伊之助に女装させるというファンサ的な演出も見せ、なんとなくギャグ要素もちりばめた、なかなかにして楽しい巻だったのではないかな、と思います。

ただ、それにしても、ホントに炎上していたのでしょうか?

なんか最近、「炎上してるぞ!」という噂ばかりが先行して、その炎上している本体的なツイットなりコメントなりを見ることがない「炎上」がままあるんですけどいかに?
f:id:azzurri10:20210421190620j:plain

天元が派手(忍者のくせに)

先ず最初にこの巻で語らなくてはいけないのは、何と言っても宇随天元ではないでしょうか。

いや、なんというか、バカですねw

ド頭から「俺は神だ」と宣い、何の神か?という炭治郎のなかなかにして『とんでもねぇ』(善逸談)質問にも堂々と「派手を司る祭りの神」と言って憚らないという『やべぇ奴』(善逸談)です。

ただ何と言うか、最初僕も「やべぇ奴」だと信じて疑わなかったのですが、読み進めていくうちに、なかなかにして楽しい人で、最終的には結構好感が持てましたね。さすが柱。さすが「神」。

なんというか、ちょっとヤンキーだけど自分たちと同じ目線で接してくれる先輩、といったところですかねー。

「俺にこびへつらえ」と言いつつ、善逸の反抗的な発言にも一応会話に応じ、いよいよ我慢できなくなった段階でようやくブン殴ります(殴りはする)。割とノリ的には同列的な感じなんです。もちろん、上司なので指示出しはしますが。

それで、この人、実は割と良い人で、相手が上弦の鬼でヤバい奴だと感じると、炭治郎たちに帰れと命じます。その際、「恥じるな」というんですね。

相手の自尊心を折らない一言を付け足す。こういう一手間をかけるあたり、上司としてなかなか優秀なのではないかと、思います。

そんな、割と良いヤンキー先輩という感じの宇随天元なのですが、実はイケメンという、まぁ女子が喜びそうな展開。普段は変なメイクしてたり、頭に手ぬぐい巻いてたりしてわかりにくいのですが、女郎屋の女将さんが惚れこむくらいの色男。

そして、どうも柱は一夫多妻制を採用しているようで、そんなイケメンヤンキーの宇随天元には3人の妻がいます。地元の可愛い女は大体地元のDQNに抱かれてるを地で行くヤンキー柱でありました。

新米遊女、それぞれに大活躍

先ずはやっぱり善逸!です!

もう宇随天元に対しても平気でツッコんだりと、割と対等に渡り合い、売り飛ばされた女郎屋では天性の耳の良さを生かして三味線や琴が瞬く間に上手くなったり、鬼に暴力を振るわれた女の子を助けたり、もう八面六臂の大活躍。

やっぱり、彼がいると物語全体の雰囲気が明るく楽しいものになりますね。ひょっとしたらこの遊郭編も、彼がいなかったら、割ともっと陰惨な感じの話になってしまっていたかもしれません。宇随天元のキャラも、なんとなく空回りしていたことでしょう。

あと伊之助も結構、そういった意味では物語に貢献していますね。彼の野性的なアホさ加減も物語に楽しみを彩っているように思います。

そして今回は初めて、彼の美貌が役立つ時が来ましたw 最初は天元にドブスメイクを施されてしまっていたのですが、彼の器量を見抜いた遣手に見事抜擢されます。

ただ、もう一つ生かされ切れていなかったかもしれないですかね。まぁ彼の場合、元々のキャラがキャラなので、男の娘展開をするにはなかなか難しいかもしれないですね。

ちなみに炭治郎と善逸はブサイクらしいです。キャラデザ的には二人とも可愛らしい男の子なので、意外と言えば意外ですね。なんというか、可愛い認定はかなり辛めと言っていいでしょう。さすが遊郭といったところでしょうか。

でも、天元を見返そうと躍起になる善逸は先輩遊女にそんな気概を「のし上がる」と見込まれ、炭治郎はその真面目でタフな働きぶりで女将さんを圧倒。

それぞれに活躍をしたのであります。

エロカワ上弦

宇随天元がこの巻の主人公側の「もう一人の主人公」とするなら、敵方の「もう一人の主人公」はもちろんこの人、蕨姫こと上弦の鬼・堕姫。

無惨曰く、「誰よりも美しい、そして強い」そうなんです。が、上弦の中では陸。つまり6位。上弦の鬼は全部で6人ですので、ぶっちゃけ最下位です。野球で言うと、ちょうど横浜、オリックスといったところでしょうか。

でも強い。炭治郎が善戦をしているとはいえ、押されっぱなしです。というわけで次巻、どうなるか。

ちなみに、今巻の鬼舞辻無惨は久々、マイケル無惨でした。

また、堕姫の衣装なんですが、2010年代的な和風エロカワ衣装です。基本、大正時代なんですけど、2010年代的です。

あと、堕姫って、無惨に惚れてない?


 

azzurri.hatenablog.com

azzurri.hatenablog.com