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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」ネタバレ有り感想。ルルーシュとスザクは真逆!

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どうもね、コードギアスの続編が作られるそうで。

まぁ、賛否両論あると思いますけど、ファンとしてはやっぱり嬉しいです。「復活のルルーシュ」も、これまた賛否あるけど、面白かったですからね。

そもそも、続編を作るための復活だったらしいですね。今一度、ルルーシュに決着をつけさせるというか。それはルルーシュのため、というのもあったとは思いますが、作り手のため、という意味合いも強かったとか、何かで読んだ気がします。

そんなわけでですね、一連のコードギアス続編の流れの最初にあるのは、TVシリーズではなく、映画「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」なのだそうです。

僕はテレビの第一シリーズは観てなくて(←それでもファンか)、土曜の午後五時からので初めてみたので(だから、ロロはマジでルルの弟だと思っていた。そういった意味では騙されてたルルーシュ目線で観ることができたのは面白い体験だったと思います)、この映画でようやく最初から観れた、ということになります。

しかし、よくよく調べたら、この映画、TV版の再編集、というのではなく、結構TV版とは違っているらしいんです。それは映画シリーズ全体を通してのことなんだそうですけども、いや俺全然わかんなかったわ。人の記憶は曖昧だからね。

そういった意味で、やっぱりTV版の第一シリーズは観ないといけないですね(まだ観てない)。

「よく放送できたな」レベルの設定

やっぱすごいアニメですねー!

状況設定、人物設定などすごくよく作り込まれてますよね。

よく放送できたものだと思います。よくよく考えたら、かなりヤバい内容ですよね。

「もしもの歴史」からよくあそこまで作れるもんだなー、とホント、驚愕してしまうレベルです。

もしアメリカが独立しなかったら、というところからスタートしてるんですよね。だから、イギリスが世界の覇権を握り続けている世界、という世界観でしょうか。

なんとなく、「もしも日本がアメリカとソ連に分断されて、津軽海峡に国境が引かれていたら」という世界観の新海誠監督作品「雲の向こう、約束の場所」にも通ずるものを感じてしまいます。

そんなわけで、だから、「神聖ブリタニア帝国」なんですよね(イギリスの日本語での正式名称は『グレートブリテン及び北部アイルランド連合王国)。

そして、日本はブリタニアに併合され、支配されている、という設定。大丈夫か?! この設定! 色々怒られそうですけどね。しかし、振り切ったなー。

で、その日本は「日本」という名前を取り上げられて、エリア11という呼称を与えられてしまい、そのため日本人は「イレブン」と呼ばれているのですが、そこらへんのネーミングも、なかなかよく出来ているなぁと。

これはわかりやすく侍ですよね。十と一を合わせて「士」という。十一、だからイレブン。

で、その日本人がテロ組織を作って、反乱・革命を起こす、というのが主な内容なんですけど、ヤバすぎないか? この設定!

しかもしかも、そのテロ組織を仕切るのが、ブリタニアの「捨てられた王子」(このネーミングもまた外連味に満ちている)ってのがまた、ひねってて、すごいですよね。敵の敵は味方というか。ブリタニアに恨みを持った者同士が手を組む、という。

なんというか、ホント、外連味に満ち満ちた設定ですよね。

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ルーシュとスザクは真逆の魅力

で、改めて思ったのが、ルルーシュとスザクってのは、もう真逆の人なんだな、と。

ルルーシュは、ナナリー一人の幸せのためなら、ぶっちゃけ他の全てはどうとも思っていないし、下手をしたら自分すらどうでもいいと思っている、と思うんです。

でも、そんなルルーシュの行動は、結果多くの人のためになっている。

日本(ここで言うイレブン)なんかはそうですよね。黒の騎士団(これもすごいネーミングだ)なんかは、ルルーシュにいいように利用されてるのですが、結果、それが日本の独立のためになっている。

黒の騎士団が活躍するためには、ルルーシュのカリスマ性と頭脳が絶対に必要なものですから。それなくしては、早々に制圧されていたと思います。

逆に、スザクの行動原理ってのは、みんなの幸せのため、っていう感じなんです。みんなのためにスザクは頑張る。

でも、結果全ての人を不幸にしてしまっている。

スザクがあんなことしなければ、ってのは結構ある。

なぜそんなことになってしまうかというと、やっぱ、ルルーシュと違ってスザクがバカだから、というのはあると思いますw 割とマッスル脳ですからね。あとは、その方が物語が動くからw そういう役割を与えられたキャラクターだから、というのが実は最大の要因だと思います(そう言ってしまうと元も子もないですが)。

ただ、スザクの法を遵守する姿勢は、どことなくスピルバーグの「ブリッジ・オブ・スパイズ」を思い出してしまいました。

今回初めてスザクのかっこよさがわかったというか。

でもやっぱルルーシュ

ケレン味満載のゼロはやっぱりカッコいいですねー。ルルーシュのセルフプロデュースというか。

セルフプロデュースの上手さは、ルルーシュかミッチー(及川光博)か、ってくらい上手い。

動きも無駄にデカくてナルシスティックですからね。もう、指先にまで自意識があるかの如くです。

正義のため、というルルーシュの笑いは、もう悪役そのままなんですけどね(笑) この人、ホント、ロボットアニメの主役か?と思ってしまいますw

でも、交通事故を見てスマホで写真撮りまくってる群衆に舌打ちかまして、一人助けに行くルルーシュは、なんというか、ホントルルーシュ

このシーンにルルの全てが凝縮されているように思います。

大変な目に遭っている人たちを見捨てない。行動する。それが一人でも、です。

これって、人の上に立つべき人の資質だと思うんですよね。

やはりルルーシュは「人を導く人」として生まれたのだと思います。

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