azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「いちばんきれいな水」ネタバレ有り感想。加藤ローサもきれい!!

当然加藤ローサは綺麗だった

 

女の子を綺麗に撮ることにほとんどの力を費やしてるような映画が、たまにある。そしてそんな映画は嫌いじゃない。いやむしろ好き。

 

で、今回観た「いちばんきれいな水 」という映画もそういう映画だと思う。でも、ぶっちゃけ映画としてはそんなに期待していなかった。三大加藤(加藤あい加藤ローサ加藤夏希 )の一角である加藤ローサがすごく綺麗に映ってるであろうことを期待して行ったのだが、これが観たら結構面白かった。

 

11年前から眠ったままの綺麗なお姉さんが三日間(だったと思う)だけ眠りから覚め、妹と二人で生活するというのが大体の話です。そう書くとありがちなんですが、お姉さんが目覚めた時は11年前の8歳のまま、そして妹は現在12歳。精神的にはいつの間にか追い抜いている。でも見た目はお互い年相応という。その幾重にも逆転してる感じが面白い設定だと思います。で、最初の方はやたら綺麗な世界観だったり、かなり強引な展開があったりとかして若干入っていけなかったりしたのですが、だんだん「そういうもの」として受け入れていったら、あまり気にならなくなりました。これは現代を舞台にしたファンタジーだと思うので、あまり細かいことは気にせず、その世界に身を委ねる方が楽しめると思います。冒頭のシーンで寝てる姉を妹が二階から見下ろしているシーンがあるのですが、この映画の基本的な構図を端的に表していると思います。良くも悪くも大人びた、というより年の割には老成してしまっている妹の姉への、そして世界への視点のように思えます。そんな妹に「年下の」姉が色々なものを見せていき、妹が一進一退を繰り返しつつも徐々に世界を広げるというか、世界に近づいていくというか、重りが取れていくというか、変わっていくんですね。そして最後の方では姉と一緒にベッドで寝ているのですが、姉は再び起きなくなってしまいます。そして姉の日記が見つかり、姉の苦悩や妹への思いが綴られているのです。二人とも精一杯で、それが一方通行だったりもするのですが、でも近づいていく。最後はちょっと悲しいんですけど、でも姉から妹に「伝わった」と思うので、そういった意味ではハッピーエンドなのかもしれません。

 

あと、加藤ローサはやっぱり綺麗でよかったんですけど、全体的に綺麗な絵の映画で、特に地下のプールのシーンはすごく綺麗でしたね。映画の作りとしては甘いところもたくさんあったりもするんですけど、なかなかグッとくる映画でした。