azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「RYDEEN 79/07」はノスタルジックフォーキーロックエレクトロニカテクノ!!


iPodの画面に写真がつきます


えー、この間初めて楽曲をネットで購入してiPodに落としました。僕は楽曲は専らCD派なんだけど、なぜ今回買ったかと言えばイエロー・マジック・オーケストラの「RYDEEN 79/07 」がネットでしか配信していないから。まぁ、いずれCDになるとは思うけど、それまで待てねぇ。というわけで買ってきました。


CMでも何度か聴いたことあるけど、やっぱノスタルジック! トイピアノの音、アコギ(だと思う)、ホワ~ンとしたシンセの音色、強すぎないビート、エレクトロニカのプチプチ音。それらの音がすごく「ノスタルジー」を感じさせます。地味だけど、その感じがすごく好きですね。それから、よく聴くとロックな印象もあります。フォークロック的な。元々燃える感じの曲だし、フォークロックテクノですね。ノスタルジックフォーキーロックエレクトロニカテクノです(長い)。


あと幸宏のスネアを中心としたドラミングがいいですね。そのドラムとエレクトロニカのプチプチいうノイズが絡む感じがまたいいですね~。最初にこの曲ができた頃のコンセプトが「機械との格闘」だったらしいのですが、今回のは「機械と戯れる」といった印象です。やはり長い年月が経って、機械は音作りの大事なパートナーになった、という感じでしょうか。昔は機械に音符を入力する、といったものだったと思うのですが、今回のはほとんど音符は入力してないんじゃないですかね。最後の16分の速いフレーズは多分打ち込んでると思うのですが、それ以外は手引きとか音声ファイルの切り張りではないでしょうか。


で、今回ちょっと思ったのは、ここ数年音楽はネットでガッツンガッツン無料(しかも無法)でダウンロードしまくりの状況が続いてて、当然のことながらCDの売り上げにモロに響いてるらしい。そうなってくると、どうなんですかねぇ? レコード会社もCDの売り上げを見込まなくなるんじゃないですかねぇ。じゃあ、どこでアーティストから利益を得るかっていうと、多分ライヴの観客動員数で儲けようとするんじゃないでしょうか。というのも、ライヴはダウンロードできないから。もちろん、隠し撮りした映像を配信できるけど、やっぱライヴはその場に行かないとその良さを100%味わい尽くせないですからね。だから、CDとかの音源はライヴのプロモーションという使われ方になってしまうのではないでしょうか。そうなってしまうとレコーディングならではの面白い楽曲とかは出て来るのが難しくなると思います。The Beatles とかYMO とか録音芸術で育った僕としては何とも寂しい限りです。ライヴもいいけど、録音芸術も素晴らしいぞコノヤローッ!!