azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「カウボーイ ビバップ」のサントラは世界に飛び出す?!

ジャケットもスタンダードっぽい?

カウボーイ ビバップ」というアニメのサントラを買ったんですけど、いや、やっぱカッコいいッス。流石は天才・菅野よう子です。この人、ホーント、色んなタイプの曲書きますね~。しかも、どれもがちゃんとそのジャンルの音楽になっている。このサントラも基本はジャズだと思うのですが、なんちゃってジャズになってない。むしろ、スタンダードかっていうくらい。この間メジャーリーグ中継見てたら、あれは確かホワイトソックスの本拠地だと思うんだけど、試合の途中にこのアニメのオープニング曲「Tank!」が流れてました。すごいですねー。ジャズの国アメリカの国技の試合中に日本のアニメの主題曲が流れてたんですよ! あの球場にいたほとんどの人がスタンダードジャズだと思って聴いていたんじゃないかなぁ。この曲は日本のバラエティ番組とかでもしょっちゅうかかってるけど、まさかアメリカの球場でかかるとは思いませんでした。すごいですね~。菅野よう子、世界進出か?!

 

で、まぁこのアルバムなんですけど、その「Tank!」はですねー、僕としてはテレビのオープニングサイズの方がいいかな(^^;; コンパクトにまとまっていて、スパッと終わる感じがタイトでいいと思うのですが。あとはやっぱりアニメのオープニングがカッコいいですからね。音楽とのマッチさ加減はホントに素晴らしいです。

 

このアニメはよく「宇宙版ルパンIII世」と形容されることが多いのですが、それは多分音楽がジャズを基本にしているからだと思います。このアルバムを聴いて、なんとなくそう感じました。ジャズを音楽に持ってくるアニメってそう多くはないですからね。しかも、どちらもクオリティが素晴らしく高い。そして、作品に占める音楽の割合が高く、音楽抜きには語れないところもあります。特に「カウボーイ ビバップ」は音楽を中心に話を作っているようなところもあるくらいです。この作品の出来は音楽次第と言っても過言ではなかったでしょう。そこへ菅野よう子がこれほどまでに素晴らしい曲を書いた。だから長く支持される作品になったのでしょう。

 

ただ、このサントラはジャズだけでなく、ブルースも結構あるんですね。作品にはアメリカの先住民族らしき人たちもよく出てきます。だから、この作品はアメリカ、というのが結構大きなテーマであったのかもしれません。舞台は人類が太陽系全体にまで住む場所を広げた近未来の世界で、文化の中心はおそらく中国系(通貨はウーロン…節操ないですね(^^;;)。SFという衣をまとっていますが、描きたかったのはアメリカの世界だったように思います。このサントラはそういう作品の根幹となるものも現してるように思います。

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