azzurriのショッピングレビュー

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僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「嫌われ松子の一生」は結構キツい!!

この半券で二回目は千円で見れるらしい


嫌われ松子の一生 」を観てきました。「下妻物語 」の中島哲也監督作品ということで観たんですけど、やっぱりイメージとは違いました。色々と前評判は聞いていたんですけど、聞いてて良かったです(^^;; まぁ、映画観る時は色眼鏡なしで、フラットな目で観なくてはいけないんですけど、そうすることはなかなか難しいですからね。で、映画なんですけど、グッと来ないことはなくて、最後の方はある種のカタルシスもありました。特に女性は観た方がいいかもしれないですね。ひょっとしたら男は女性ほど感動はできないかもしれません。


はじまってからしばらくはなんかあまり感情移入できませんでした。語り部が誰だかわからなかったですね。松子の弟の回想なのか、松子の甥が聞いた話ということなのか、刑事の説明なのか、松子自身のモノローグなのか、よくわからない。誰の視点で語ってるか、の一貫性はすごく大事だと思います。ここがブレてしまうと、やはり映画の中に入っていきにくいと思います。また、ものすごいキツい状況の中で随所に笑いが挿入されるのですが、これが笑えない。笑うにはあまりにもシビアな状況すぎて笑えない。シリアスな状況にオブラートを被せるためにおちゃらけてるように見えるというか。


まぁ、そんな感じで最初の方は観ていてあまりノッていけない感じだったのですが、中盤くらいからは結構映画の中に入っていけたような気がします。特に松子の元教え子には妙に感情移入してしまいました。あの感じはわかるというか。好きなんだけど、その人に強烈なダメージを与えてしまうというか。それが自分でもなんでなんだかわからないという。


あと、この映画って作り方として「フォレスト・ガンプ」に似てますね。その人の人生を国の歴史と重ねて描いていくという。また、この映画では昭和から平成にかけての負の部分を描いているように見えて、その意味では「裏三丁目の夕日」というか。まぁ、「三丁目の夕日」もいいとこばかりを描いているわけではないのですが。


それで、松子は昭和から平成の日本、そしてその時代を生きた女性の負の部分を一身に背負っているように見える。その姿はキリストと重ね合わせることができると思います。松子の元教え子が「松子は神だ」と言い、また彼は聖書を持っていました。製作者側にもそういう意図があったのかもしれません。でも、それは女性の目から見た神だと思うので、教え子が言うのは違うのかもしれませんが。


あと、音楽が結構良かったです。また、役者もすごく豪華でした。そんなわけで、なかなかいい映画ではあるとは思うけど、やっぱり観ていて辛かったことも否めません。