azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

アートアクアリウムはめちゃ混雑していたけど、夏を満喫!!

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日本橋の室町1で催されているアートアクアリウムに行ってきました! もうすっかり夏、というよりはとんでもない酷暑、というよりはもはや災害ですが(ホントにシャレにならん!)…。ともかく、『夏』と言えば色々ありますが、その中のひとつに『金魚』を忘れてはいけないと、僕は思うんですっ!

なぜ夏に金魚か?! それはわかりません(^^;; まー、やはり清涼感があるからじゃないですかねぇ~? それに赤くて小さくてかわいいのが丸っこい金魚鉢の水の中を泳いでいるのが、なんとなく「おいしそう」だからじゃないですかねぇ。もちろん、猫じゃないんだから食わないですが。

さて、そんな感じでですね、夏の金魚が大好きな僕は、友人に誘われて二つ返事でOKして行ってきましたよ。浴衣なんか着ちゃって(その後は花火大会にも行ってきました♪)。浴衣に金魚。まさにThe 夏です。夏としか言いようがありません。で、このアートアクアリウム、どんなイベントかと言うと、ご存知の方も多いと思いますが、金魚を様々にデザインされた水槽の中に入れて展示して、アートっぽく見せる、というイベントです。

先ずは入場してからすぐ、いきなり度胆を抜かれます。本会場へ至る廊下の天井に、小分けにされた水槽があって、その中に金魚が泳いでいるのです! 薄暗い中、照明の色が次々変化していって、その中を金魚が長い鰭を揺らめかせながら、たゆたっているのです。しかも頭上で。これが非常に幻想的で雰囲気最高でした! 本当はそこで小一時間くらい眺めていたいくらいでしたが、後から人がつかえてしまうし、首が痛くなってしまうので、泣く泣く本会場へと入ります。

本会場では更に様々な展示方法で金魚を見せていました。屏風を模した水槽に金魚が泳ぎ、更に背景の映像が刻々変わって行ったり、デカい江戸切子の中に金魚を入れたり、地球儀になっている丸い水槽に金魚がひしめいていたりと、なかなか見ごたえがありました。ただ、夏休みに入ってすぐ、ということもあって、とにかく人でごった返していて、なかなか観るのに難儀しました(^^;;

更に次の間へ行くと、そこは水族館のように金魚を種類ごとに分けて展示していました。こういうオーソドックスな展示をしているのも嬉しいですよね。また、その部屋の真ん中にはなかなか良さげな壺の中に金魚を入れていて、これもある種王道な金魚の展示方法かもしれません。こちらの部屋はあまり奇をてらわず、金魚という魚そのものを知ってもらおう、楽しんでもらおう、というコンセプトなのかもしれません。

で、その一番奥には刀が置いてあって、その前に掛け軸があり、それが水槽になっていました。掛け軸の背景がこれまた次々と変わっていきます。なかなか凝った展示だったのですが、ただこの展示方法を見て、ひとつ気になったことがあります。なんというか、いかにもな「日本的」なコンセプトの飾りつけだったのですが、その感じが古くからの伝統の延長線上のもの、というよりは日本文化が好きな外国人観光客が好みそうなもの、という風に感じられたんですね。まぁ最近は日本回帰が流行っているので、その流れのものだと思うのですが(それに金魚が日本の夏の風物詩的なものでもあるし)、どうもそれは外から見た遠近法での日本のイメージであって、地続きのものからの乖離を感じてしまうんです。

もはや日本人には日本的な美的感覚は残っていないのかな、とも思いました。日本人が相対化しないと日本を見れない、というか。そもそも日本を前面に出そう、という発想自体がもはや自らのうちに地続きのものがなくなってしまったことの表れなのかもしれません。だからか、最後の展示に関しては表層的な印象が否めなかったですねぇ。
ただ、全体的な展示はすごく堪能して、やっぱ金魚いいなぁ、って夏を満喫した思いでした。

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金魚天井!

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一つの水槽はこんな感じ。

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屏風の中の金魚。

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下にも金魚。

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江戸切子の中の金魚。

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地球儀金魚。

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壺の中の金魚。

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ノーマル展示。

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最後に展示されてた屏風。


 

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