azzurriのショッピングレビュー

azzurriのショッピングレビュー

僕が買ったもの、観に行った映画・ライヴなど、要は金を払ったものに対して言いたい放題感想を言わせてもらおうというブログです。オチとかはないです。※ネタバレありまくりなので、注意!

「ナイン・ストーリーズ」(J・D・サリンジャー)ネタバレ有り読書感想。漫画「バナナフィッシュ」に影響を与えたであろう珠玉の名作集!

以前、あれはいつだったか、高校生の時だったか、ちょっと忘れてしまいましたけどね、「ライ麦畑でつかまえて」を読んでみたんですよ。その時思春期だったし。思春期の人が読むにはお勧めだろうって色んなところで言われてたので。で、まぁ、読んでみたんで…

「名探偵コナン ゼロの執行人」ネタバレ有り感想。福山雅治は「赤安」を知った!!

最近、ようやっと鬼滅旋風が一段落といったところですが、いや凄まじかったですね。年始の「スポーツ王は俺だ!」の「リアル野球BAN」でも日ハムの杉谷が鬼滅バット持って打席に立ったりして、もうすっかり日本全国が鬼滅に飲み込まれた感じ。そして公開当初…

「海を駆ける」ネタバレ有り感想。不可思議映画だけど仲野太賀スゲエ!

「ほとりの朔子」「淵に立つ」が良かったので、すっかり好きな監督になったのが、深田晃司です。で、その最新作が公開されるってんで、その当時、当然のごとく観に行ったのが「海を駆ける」です。ま、でもですね、なかなかにして不可思議な映画でしたね。ま…

「カンガルー日和」ネタバレ有り読書感想。村上春樹のエキス絵本?!

基本的に僕は短編小説が好きです。やっぱり読むのが遅いってのが大きいと思いますw 読むのが遅いと、いつまでも話が終わんない。だけど、短い話だと割とすぐに読み終わる(それでも遅いけど)。もちろん、本一冊となると時間はかかっちゃうんですけど、それ…

映画「夜は短し歩けよ乙女」ネタバレ有り感想。黒髪の乙女は光を与える!

森見登美彦が大好きなのですが、そもそもは深夜アニメの「四畳半神話大系」を観たのがきっかけでした。それがホント素晴らしいアニメで、あまりに素晴らしすぎて「原作も読みたい」となって、「四畳半王国見聞録」を買ったのが始まりでした。……。ええ、「四…

「コードギアス 反逆のルルーシュ I 興道」ネタバレ有り感想。ルルーシュとスザクは真逆!

どうもね、コードギアスの続編が作られるそうで。まぁ、賛否両論あると思いますけど、ファンとしてはやっぱり嬉しいです。「復活のルルーシュ」も、これまた賛否あるけど、面白かったですからね。そもそも、続編を作るための復活だったらしいですね。今一度…

「皆はこう呼んだ、鋼鉄ジーグ」ネタバレ有り感想。色々とカッコいい、等身大ヒーロー!

脚本家の中島かずきが大好きです。基本的には劇団☆新感線の座付作家だと思うのですが、アニメの脚本も多数書いてます。「天元突破グレンラガン」「キルラキル」「プロメア」などなど。どれもホント大好きです。で、ツイッターもフォローしてるのですが、その…

「ナイスガイズ!」ネタバレ有り感想。続編を望みたいほどキャストで勝ったも同然!

色々と観たい映画が他にあったんですけど、色々と理由があってその日観れなくて、割と仕方がなく観たのが「ナイスガイズ!」でした。「割と仕方がなく」とはいえ、映画.comで調べた全体的なあらすじはモロ俺好みではありました。しかし、当時さほど話題にな…

「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」ネタバレ有り感想。映画のために作られたハリウッド娯楽怪獣映画!

「ハリー・ポッター」シリーズが昔好きだったんですけどね。本も読んでて、あの分厚い本をバッグに入れて、電車の中とかで読んでましたよ。でも、途中、ちょっと、あまりにも、腑に落ちなかったので、読むの止めてしまいましたが(^^;;あれは確か、五巻ですか…

「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」ネタバレ有り感想。ポール出演という歴史的映画!

「パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊」を観たのは、ポール・マッカートニーが出るという理由だけです。それまでは全然興味なかったんですよね、パイレーツ・オブ・カリビアンシリーズ。もう、ポールだけ観ればいいから、と。あとはやっぱりジョニデ…

「メアリと魔女の花」ネタバレ有り感想。元ジブリ作、子供のためのアニメ!

以前、何の映画を観た時かは忘れてしまったのですが、すごい長い予告編を観まして。5分くらいありまして(^^;;これ、内容ほとんど言っちゃったんじゃない? ってくらい、楽しめるものでした(笑)その予告編ってのが「メアリと魔女の花」だったんですけど。まぁ…

「キングコング:髑髏島の巨神」ネタバレ有り感想。キャストはなかなかだけど美味しくない?!

今年、ハリウッド版「ゴジラvsコング」が公開されるとかしないとか。一応予定ではあるのかな?というわけで、その布石となる映画「キングコング:髑髏島の巨神」なんですけど、ハリウッドとしては珍しい怪獣映画だったし(ハリウッドが作るモンスター映画は…

「雨天炎天-ギリシャ・トルコ辺境紀行-」ネタバレ有り読書感想。村上春樹はギリシャは大好き、トルコは大嫌い!

「雨天炎天-ギリシャ・トルコ辺境紀行-」という村上春樹のエッセイがあります。ギリシャとトルコの旅を綴った旅行記です。しかし、どちらも一般的なイメージ、青い海だったり、煌めく陽光だったりのギリシャやトルコではなく、ドワイルドな、水曜ロードーシ…

「ひるね姫~知らないワタシの物語~」ネタバレ有り感想。食べるの下手だけど、漫画映画と写実アニメが同居。

以前ノイタミナで放送していた「東のエデン」が大好きで、それ以来、神山健治にも注目するようになりました。で、その神山健治の監督作ということで、「ひるね姫~知らないワタシの物語~」を観ました。モロ俺好みの作品でしたねぇ。やはり神山健治の作風は…

酒見賢一「周公旦」ネタバレ有り読書感想。人の上に立つ人の資質

酒見賢一の「周公旦」を読んだのですが、非常に面白かったです。周公旦とは、「孔子が夢にまで見た」というほどの中国きっての聖人らしいです。周という国の、まぁ、言ってみれば、王の代わりに国を治めた人、といったところでしょうか。あの、正直、僕全然…

ジム・ジャームッシュ監督作「パターソン」ネタバレ有り感想。双子の意味はなんだろう?

ジム・ジャームッシュ監督作ということで、「パターソン」を観ました。主演のパターソンを演じるのはスター・ウォーズの最終シリーズでカイロ・レンを演じたアダム・ドライバー。そして、その相手役である妻・ローラを演じるのは「バハールの涙」で主人公・…

「飛ぶ教室」ネタバレ有り読書感想。男汁満載の少年文学!!

そろそろクリスマスですね。僕はクリスマスファシズムに対しては敢然と異を唱える高邁の士であることを自認する者です。しかし、今回はそのクリスマスの時期を舞台とした児童文学の名著「飛ぶ教室」の感想を書きたいと思います。この作品の子供たちはクリス…

「明治開化 安吾捕物帖」ネタバレ有り読書感想。アニメやドラマになった原作本は人間洞察小説?!

以前、「UN-GO」というアニメがノイタミナ枠で放送されていて大好きだったんですけども、その原作となったのが、なんとあの文豪、教科書にも載っていた坂口安吾の作品「明治開化 安吾捕物帳」でした。アニメの方はちょっと捻って近未来の日本を舞台に、原作…

「スリー・ビルボード」ネタバレ有り感想。犯人わかんないけど俺が感じてたことは正しかった?!

今回感想書こうと思う映画は「スリー・ビルボード」なんですけども、これもまたなんかちょっとよくわかんない話だったですねー(^^;;アカデミー賞を獲った話題作(主演女優賞、助演男優賞受賞)ということで観に行ったんですけどね。やっぱり、事件の真相や犯…

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」ネタバレ有り感想。男は繊細、女は図太い。

「マンチェスター・バイ・ザ・シー」を観たんですけれどもね。良かったとは思うんです。良かったとは思うんですけれども、ちょいと俺には難しかったやもしれません。でも、感想書いちゃいます。ちなみに本作品はアカデミー賞で、主演男優賞と脚本賞を受賞し…

「エーミールと探偵たち」ネタバレ有り読書感想文。キャラ濃厚な地に足のついた児童文学。

「エーミールと探偵たち」という、子供たちだけで犯罪者を追跡して捕まえる、というドイツの児童小説があるんですけど。過去何回か映画化もされた名作です。実は、この本の作者と「デミアン」の作者は同じだと思っていたんです。そしたら全然違ってましたね…

「ムーンライト」ネタバレ有り感想。アカデミー賞作品賞受賞の純愛映画!

「ムーンライト」という映画を観まして。確か、いとうせいこうかな? 激賞しておりまして(違ったらごめんなさい。調べるのはめんどくさいので、しません)。僕は割と「この人スゲエな」って人にあからさまに影響を受ける派ですので、行ってきたんです。それ…

「回転木馬のデッド・ヒート」ネタバレ有り読書感想。エッセイと短編が混ざったようでちょっと違う感じ?!

村上春樹のエッセイが好きです。また、村上春樹の短編も好きです。元々短編小説自体が好きなんですけど、村上春樹のものは特に小気味が良いというか、切れ味があるというか、読んていてサイズ感が丁度いいんですね。それは長さ的なものもそうなんですけど、…

「デミアン」ネタバレ有り読書感想。中二的少年成長譚は世界の変革を目指す!

ヘルマン・ヘッセの「デミアン」という本を読んだんですけども、なかなか面白かったですね。本を開いていきなり副題が「エーミール・シンクレールの青春の物語」とあって驚いてしまいました。なぜ驚いたかというと、「エーミールと探偵たち」という、僕が大…

「いぬやしき」ネタバレ有り感想。シリアス演技のノリさん最高!

以前、ノイタミナ枠で「いぬやしき」というアニメが放送されてたんですけども。冴えない老人(と言っても定年退職前)が正義のヒーローで、イケメン高校生が悪役というエキセントリックな内容のSFアニメなのですが、これがまためちゃくちゃ面白かったんです…

「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」ネタバレ有り読書感想。人と似ているものを壊すと人間性が失われるか?

劇場で映画を観たり、岡田斗司夫チャンネルの解説を観たりして、改めてまた読みたくなったのが、サイバーパンク映画の金字塔「ブレードランナー」の原作小説である「アンドロイドは電気羊の夢を見るか?」です。そこそこ前に読んだので、やはり結構忘れてま…

「太陽の塔」ネタバレ有り読書感想。ひねくれきった恋愛小説。

森見登美彦がすごく好きです。最初はテレビアニメの「四畳半神話大系」を観たのがきっかけだったと思うんですけど、それ観てすごく面白くて、原作小説も読んでみたい!と思ったのがきっかけで、これまで結構読んでいます。で、この「太陽の塔」で森見登美彦…

「ROMA/ローマ」ネタバレ有り感想。俺わっかんねぇなぁ、この映画。

「ROMA/ローマ」という映画を観たんですけどね。舞台はメキシコなんですけど、なのに何故「ROMA」なのだろうか?と思ったら、メキシコシティのローマ地区ということらしいです。「ローマの休日」のローマ、中田英寿が一頃所属して優勝したローマではないそ…

「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」ネタバレ有り読書感想。本としてかわいい。

村上春樹のエッセイ「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」という文庫本があるのですが、村上春樹の本の中では一番好きな本ですね。前回感想を書いた「やがて哀しき外国語」はアメリカでの生活を綴ったエッセイで、それも良かったのですが、こちらは…

「ジュラシック・パーク」原作小説下巻ネタバレ有り読書感想。描いたのは恐竜ではなく科学信仰批判?!

「ジュラシック・パーク」の下巻なんですけど、いよいよパーク内サバイバルが始まった感じです。なんせ恐竜、脱走しちゃいましたからねぇ(^^;; しかもその中には当然の如く、最強との呼び声も高いティラノサウルスも含まれています。これはヤバいです。恐竜…